オーナー様の仕事
先輩オーナー様インタビュー
実際に当協会のサポートをご利用いただいた先輩オーナー様のインタビューをご紹介します。
□開業のきっかけ
□協会との出会い
□開業までの道のり
□この事業をご検討中の方へ向けて
など様々な角度からお話いただいております。
ぜひご参考下さい。

家賃ゼロ、人件費ゼロ、融資ゼロの
トリプルゼロ開業を実現した脱サラオーナーの挑戦
ベルスリー訪問マッサージ
遠間 亮平 様
神奈川県相模原市で「ベルスリー訪問マッサージ」を運営する遠間 亮平代表。地元のつながりを活かしながら、わずか130万円の自己資金で開業。融資ゼロ・最小限の設備でスタートし、採用・集客・運営を着実に進め、現在は地域に根付いた治療院として患者さんからの信頼を集めています。今回は、開業までの道のりや工夫、これから始める方へのメッセージを伺いました。
独立のきっかけは「自分で事業をやりたい」という想い
介護業界で勤務していた遠間さんは、
以前から「いつかは自分で事業をやりたい」という思いがありました。
当初は飲食や介護系FCなども検討しましたが、
初期投資が大きく踏み切れずにいました。
そんなときに出会ったのが、
日本訪問マッサージ協会の開業支援。
「フランチャイズは初期投資が高く、本部の方針に経営が縛られる不安がありました。
一方、非フランチャイズ型の協会スタイルは初期投資が抑えられるという点に魅力を感じ、
勤務時代にFCで失敗した経験があったので、“自分の事業”として運営できることが決め手でした」
「とはいえ、手元の資金は130万円しかありませんでしたので、
開業するなら家賃ゼロ、人件費ゼロ、融資ゼロの
トリプルゼロの形で始めるしか選択肢がありませんでした(笑)」
家賃ゼロ:実家の一室を活かして“固定費を持たない”
開業準備で最も多くの人がつまずくのが「店舗の確保」です。
テナントを借りれば、家賃・敷金・礼金・内装費などで最低でも
数十万〜数百万以上の初期費用がかかるのが一般的です。
遠間代表はここを、
「実家の一室を施術スペースとして活用する」
という逆転の発想で乗り越えました。
「生まれ育った相模原市の実家には空いている洋室があり、ここを施術室にしました。
保健所の基準に合わせて仕切りや換気設備、消毒液を整えただけ。
内装工事も必要なく、数千円レベルの準備で済みました」
実家の一室を使うことで、毎月の家賃がゼロになるだけでなく、
敷金・礼金や仲介料といった初期コストも不要。
これだけで開業資金を数十万円以上節約できたことになります。
さらに、地元密着で営業する訪問マッサージ事業にとって、
「地元=実家」という立地は大きな強み。
地理に詳しく、地域ネットワークも活用できるため、営業効率も高まりました。
「どこかに場所を借りると、家賃が毎月重くのしかかる。
固定費を抱えないことで、最初の数か月は
“売上ゼロでも焦らない”という安心感がありました」
人件費ゼロ:正社員を抱えず「業務委託採用」で柔軟にスタート
二つ目の大きなハードルは「人件費」です。
訪問マッサージは国家資格を持つ施術者が必要になるため、
多くの治療院では正社員採用を検討します。
しかし、正社員を1名雇用するとなると、月給の他にも
社会保険・福利厚生などで毎月30万円以上の人件費負担が発生します。
「開業初期で売上がゼロなのに30万円を超える給与を払うのはリスクが大きい。
1人雇ったら、しばらくは赤字を覚悟しなくてはなりません。
それでは身動きが取れなくなってしまいます」
遠間代表はそこで、業務委託契約を活用する選択をしました。
WEBの求人サイトでスカウトをかけ、さらに地元のマッサージ院や
鍼灸院に手紙を送り、3名のの施術者と業務委託で契約を結びました。
報酬は売上の60%を出来高払いとし、固定給はゼロ。
患者がゼロなら施術者に支払う報酬もゼロ、
患者が増えれば施術者の収入も増える「完全歩合制」の仕組みです。
「業務委託なら、こちらが“売上がないのに人件費を払う”ということが起きない。
開業直後のキャッシュフローを守るためには、この形がベストでした」
患者様の施術に関しては経験豊富な先生に頼み、
遠間代表自身は代表として営業・運営に専念し、
現場施術は委託メンバーに任せる分業体制を構築しました。
「もし正社員で3名雇っていたら、毎月100万を超える人件費がかかっていたはずです。
業務委託を選んだことで、固定費ゼロ・変動費型のスリムな組織が実現できました」
融資ゼロ:自己資金130万円で“借金しない”スモールスタート
三つ目のポイントは「融資ゼロ」。
多くの人が開業時に日本政策金融公庫などから数百万円を借り入れます。
しかし、借入は返済が始まると資金繰りを圧迫し、心理的なプレッシャーにもなります。
遠間代表は貯金130万円のみで開業し、金融機関からの借入は一切行いませんでした。
「130万円というと少なく聞こえるかもしれませんが、
家賃・人件費をゼロに抑えていたので、十分スタートできました」
設備や内装は最小限に抑え、パソコンや自転車は既存のものを活用。
広告費も手紙営業・ポスティング・口コミなどローコスト施策に徹底し、
お金を“使わずに動く”ことを重視しました。
「融資を受けないということは、毎月の返済もないということ。
売上が立たない時期でも、焦らずに戦略的な動きができました」
結果として、開業後半年で安定した患者数を獲得し、借金ゼロ・黒字経営を達成。
「小さく始めて、大きく育てる」モデルの典型例となっています。
WEBの求人媒体×手紙営業で採用を実現
施術スタッフの採用は、WEBの求人媒体を活用しての施術者のスカウトと、
お手紙を活用してアナログな手法でで地元の治療院にアプローチしました。
約100通の手紙を送付し、そこから見事施術者の採用に成功。
最終的に3名の業務委託スタッフ体制でスタートしました。
給与体系は施術報酬の60%を先生に還元する委託契約とし、初期の固定費負担を抑制。
施術管理者は、かつて横浜で勤務経験のある施術者に依頼することで、
スムーズな登録・運営につなげました。
営業は自転車で100件訪問、最初の患者は義理の母
開業当初、最初の患者さんは義理の母。
親族からの依頼をきっかけに訪問マッサージ事業がスタートしました。
その後は相模原市内の居宅介護支援事業所100件をリスト化し、
自転車で1軒1軒訪問しました。
初回は自己紹介とお礼の手紙を渡し、
2回目、3回目と教えられたことを実践したところ、
4回目の訪問あたりからケアマネさんからの患者さん紹介が生まれるようになりました。
名刺交換は約200名に達し、地元の同級生やコミュニティからの紹介も増加。
派手な広告を打たずとも、地道な営業で患者基盤を築いていきました。
同意書・レセプトも自力でクリア
始める前は、医師の同意書が取れるのかと不安がありましたが、
医師の同意書は9割以上が快諾してくれました。
レセプト業務も、当初は手書き→Excelで効率化し、外注せずに対応しています。
「やってみると意外と難しくない。
協会のフォーマットやサポートがあったのも大きかったですね」
トリプルゼロ開業がもたらした「精神的な自由」
家賃・人件費・融資(金利)という3つの固定費を徹底的に削った結果、
遠間代表は開業初期からキャッシュフローに余裕を持ち、
営業と患者対応に集中できました。
・売上ゼロの月があっても赤字にならない
・返済のプレッシャーがない
・失敗しても再挑戦できる環境
背負い込まずに始められたことで、続けながら改善できた。
リスクを取らないことが、逆にチャレンジの幅を広げてくれました。
「訪問マッサージは、家賃・人件費・融資を抑えれば、
個人でも十分に始められるビジネスです。
不安は誰にでもありますが、正しいやり方を学んで、
地道に行動すれば必ず形になります」
脱サラから半年。地元密着とトリプルゼロ開業を武器に、
遠間代表は堅実な経営を続けています。
遠間オーナーの事例は、「地元密着 × 少資本 × 地道な営業」で
着実に成長していくモデルケースといえます。
華美な設備投資や派手な広告ではなく、
地域の信頼を積み重ねることが、訪問マッサージ事業の成功の鍵です。
―遠間様、貴重なお話しをありがとうございました
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